会社経営者の方が将来に備えて準備をしておかないといけないことに勇退退職金があります。
勇退時に十分な資金があり、会社の現金で支払いをするというのが理想ではありますが、会社の将来に向けて日々投資をし続けている企業にとっては容易なことではありません。
退職金はまとまった額になる可能性が大きいため計画的に積み立てをしていく必要性があります。
弊社は生命保険を使った退職金準備についてご相談を承っておりますので、お気兼ねなくご相談ください。
ここでは勇退退職金に関する避けるべきこと、3つのメリットをご紹介いたします。
■2つの避けるべきこと
【赤字】
勇退退職金は適正な金額であれば損金算入が認められています。
経営者が勇退をするということは、次の経営者に会社を引き継ぐことを同時に意味しています。
ここで会社の現金を一気に出してしまうとキャッシュフローが厳しくなるだけでなく、赤字経営から後継者の方はスタートをしないといけなくなってしまいます。
将来のシミュレーションをしっかり行い準備をするようにしましょう。
【借り入れ】
借り入れをして退職金の支払いをするのもお勧めできません。
借り入れは次の売上に繋がるように活用すべきであり、今の現金不足を補うためだけに使うのは良いとは言えません。
赤字・借り入れを回避した上で、経営者であるあなたの老後の資金となる退職金を事前に準備をするようにしましょう。
■退職金の3つのメリット
「退職金なんてもらわなくても役員報酬でたくさんもらうから大丈夫」
このように考えている経営者の方も少なくありません。
しかし、退職金には優遇された税制が用意されています。
役員報酬であれば累進課税でどんどん所得税は大きくなってきます。
基本的には退職金も同じ累進課税が適用されておりますが、「分離課税・1/2課税・退職所得控除」があるため税負担は大きく減少し、手元に残る現金も増加します。
弊社の方でシミュレーションを承ることもできますので、一度ご相談ください。
■退職金の金額設定の基準
退職金の金額設定は会社への貢献度から自由に設定をすることができます。
しかし、損金算入できる金額には一定の基準があるため、この基準を目安として金額設定をするのが一般的です。
役員退職慰労金
弔慰金(業務上の死亡に伴うもの)
弔慰金(業務外の死亡に伴うもの)